最初に
先々月のクラークに引き続き、宇宙大元帥が逝ってしまわれたそうで…合掌であります。
火星・ハインライン クレーター
月面には「地球の緑の丘」の主人公の名前から拝借した「ライスリング」と名付けられた土地があるみたい。いずれもロバート・A・ハインライン先生の公式HPで見れるナリよ。
というわけでひょっとして50周年「宇宙の戦士」。なんで「ひょっとして」なのかというと、1959年に刊行される前にF&SF誌で連載されていたらしいからなんだけども。
本国ウィキペには「スターシップ ソルジャーズ」というタイトルで連載二回目のF&SF誌59年11月号の表紙が晒されている。
どこかの後書きにハインライン先生は「資料集めした後は二〜三週間で一作書き上げる」と書いてあったので、長期連載ではないと思われ。
でもっていよいよ刊行
ペーパーバックの表紙。
初期の表紙はアバロン・ヒルの例のボードゲームと同じテイスト。
こちらはアマゾンで入手可な現行版の表紙。
つくづく、我が国の文庫版表紙は偉大なり(笑)
「重量1トンのゴリラ」とはっきり描写してるのに、なぜゴリラ大好きアメリカ人がまともな強化防護服を描けないのかね?
上段で「夏への扉」を薦めているのが興味深い。
日本と同様、アメリカでも「夏への扉」は人気作と見た。
日本上陸
ウィキペによると1963年「宇宙の戦士」は小学館の雑誌「ボーイズライフ」に「宇宙の特攻兵」矢野 徹/訳というタイトルで連載されたという。主人公はジョニー・リコから日本人に置き換えられ…すんごい改編だけどそれ読んでみたいなあ…
が、いやまて
そのまえにSFマガジン1961年二月の一周年記念特大号に田中融二/訳の「宇宙の戦士」が連載開始しております!
やっぱアテにならねえなウィキ。
その後1967年、早川ポケット版「宇宙の戦士」矢野 徹/訳が発売されるわけです。文庫版後書きに収録されてる「物議」をかもしたヤツです。
今振り返ってみると、SFマガジン連載版→ボーイズライフ版→矢野 徹による完全新訳の新書化まで6年というタイムギャップは注目に値するのでは?
つまり世は1967年、ベトナムとヒッピーとサヨクでピースなワケで…
ゆるゆるな日本の社会状況に業を煮やした矢野 徹がぶつけてきた本だったのではないか、そんなふうに考えるとニヤリとしてしまいます…。(敬称略)
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