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モケーとエーガ 戦闘同人ブログ

模型と映画ネタ中心にアレしたりいろいろとゴニョゴニョ

 
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【ヒックとドラゴン】観てきた。

 フルCGアニメというと我が国では【アップルシード】とか【バイオハザードデジネーション】、伝説的駄作【ファイナルファンタジー】を思い起こさせる。いずれもCGという映像自由度のヒジョーに高いツールを使いながら、その創造性の乏しさは実写以下、閉塞感を覚えるほど硬直した画像しか作れていないのであった。比較的ましだったのが【ホッタラケの島】だけで、あとは「実写でいいんじゃね?」と不毛な突っ込みを入れたくなる程度であった。CGが特撮の安価な代替品、手抜きツールとして発達した国の悲しさか。おかげで我が国には「CG特撮なんて血が通ってないのダメだよね」などと先のない意見を抱く人がいまだに後を絶たない。ああ、もっともその人たちはシンセサイザーミュージックやCD音源が普及した時も同じことを言ってたので、他愛のないテクノロジーにいちいち背を向ける人はいつの世も存在するというだけのことかもしれないが。

 【ヒックとドラゴン】を観ると、もはやそんな戯言はどうでも良くなる。背景の質感はハリウッド実写映画に使われるハイエンドCGと同等で実写と見まごうばかり、キャラクターの動きも自然である。それでいてディフォルメが効いている。「俺様のイメージを具現化するにゃ実写じ足んねえんだよ!!」といわんばかりである。 
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(2006/09/28)
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 それヒックぢゃなくてビッケ。

 たいがいの人はカートゥーン的な可愛い絵のポスターでスルーだろうが、内容はさにあらず。主人公はティーンエイジャーである。ストーリーも大人の鑑賞にたえるものでした。このへん宣伝の中途半端さで損してるような。
 マッチョなヴァイキングの国に生まれながら、主人公ヒックは、持ち前のひねたユーモアセンスと頭脳だけでなんとか自分の居場所を作ろうとしているもやしっ子で、好きな女の子に見向きもされない。しかもヴァイキングの王であるパパとはお互いに気を遣いながらすれ違いばかり……そして襲ってくるドラゴン。王道の状況がテンポよく説明される導入部で気持ちがよい。

 アメリカってのは個人主義といいながらチームの一員になれない、孤独が好きな人間の居場所がない国である。だからこの主人公の造形は本国よりもイギリスや、我が国の観客のほうが琴線に触れるのではないか。もっともドリームワークスのアニメ部門などは平均的米国人より遥かに、孤独の痛みを理解できるオタクの巣窟なのだろう、今どき珍しいくらい微笑ましいもやしっ子立志伝となっている。さすが【モンスターVSエイリアン】や【ギャラクシー☆クエスト】を作っただけあって、王道を突っ走ってもちょっとねじれてて、ピクサーより好みかな。
 ヒックよりぜんぜん腕っ節が強くて頑固そうなヒロインを、新たに入手したスキルの力業でねじ伏せデレさせる場面はニヤニヤしてしまいます。
 そしてハイエンドCGによるドラゴン飛翔シーンの迫力というか素晴らしすぎるイメージ……!!初めて3D鑑賞でないのを悔やみましたがな。まだの人は絶対3Dでどうぞ。日本のアニメ会社が作れなくなってしまった、【天空の城ラピュタ】の志を正しく継ぐ作品であります。最後まで王道展開で先は読めますが、面白い画面設計と気の利いたセリフのテンポがいいので飽きません。

 そしてラストは……【超映画批評】の解説のこの部分を確かめるために観たようなもんでしたが、たしかに驚きの結末でしたねぇ。日本的に言うと等価交換の法則が働いたというべきか……アメリカ映画でこの結末が通るとは、ちょっと感心しました。おかげでヒックたちのその後に思いが向くというものじゃないか。主人公のその後が気になるなんて、最近のアニメや映画じゃ滅多にないことですよ?

 というわけで文句なく★★★★★!!ぶっちゃけDVDも欲しいぞな。


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Author: ながと
今年こそ無慈悲に……いやそれだと狼少年みたいだからやめよう。

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