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モケーとエーガ 戦闘同人ブログ

模型と映画ネタ中心にアレしたりいろいろとゴニョゴニョ

 
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007ベスト-Ⅲ-

 第一位 第19作【ワールドイズノットイナフ】 (と、ピアーズ版全部)
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ アルティメット・エディション [DVD]007 ワールド・イズ・ノット・イナフ アルティメット・エディション [DVD]
(2006/11/22)
ピアーズ・ブロスナンロバート・カーライル

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 シリーズを通じて初のアメリカ本土に一度も上陸しなかったボンドである。
 それだけでいかにもEUが総力を結集して製作に当たったような感じでしょ?
 特にボンドカーの選定にEU内企業のパワーバランスが如実に現れていたような。
 腕時計はセイコーからオメガに交代。
 IBMとねんごろだったためか、007といえばテレビモニターの枠に必ず写ってた S O N Y の文字も消滅。ちなみにダニエル・クレイグ版で V A I O となって復活してますた(笑)

 舞台は今まで日本人があまり馴染みの無いヨーロッパ版山陰地方みたいなところが多用されて、独特な趣なのである。
 これが時代にピッタリあったようで、90年代アメリカ(の他人種の台頭に押され閉塞していた白人層)のヨーロッパ再発見ブームの出発点となった、と言い切ってもそれほど的外れではないでしょう。
 【タイタニック】と【プライベートライアン】のメガヒットがそれを決定付け、そのあとの【ロード・オブ・ザリング】【ハリポ】【スターリングラード】【エリザベス】etcと続くのである。
 ・・・副作用で、時代を限定したり『原作つき』を免罪符に黒人とかがあんまり出ない映画がたくさん作られちゃいましたけどね。ハリウッドは適切な人種配分にキビシイ所ですけんの。わずか数年前には【ロビン・フッド】に無理やり黒人を登場させてたのによっぽど疲れたんですかね?
 ピアーズ版ボンドでも二作目から「タナー」役が白人から黒人に代わっていたような。そういえばあの時は【スターウォーズ・ファントムメナス】までがキリスト教文化に帰依してましたが、〈人種的ステレオタイプ〉ジャージャーを出して叩かれたのもいい思い出・・・。


 でもってもうひとつが、M女性化に象徴されるように、このピアーズ版に共通した裏テーマは【ボンド女難の巻】なのである。

 まず1作目【ゴールデンアイ】。
 しょっぱな、マネーペニーから「そういう態度ってセクハラって言われかねないのよ」と言われ、モテモテ王子様だったボンドがついに世の現実とぶつかり、現代映画の仲間入りを果たすのである。その直後のM(ジュディ・デンチ)登場までのくだりは何度見ても面白い。ちなみにMには『女性蔑視の古代人』『冷戦の遺物』と言われてしまう。
 モスクワではCIAに「いいかげん合言葉とかお遊びやめろよな」と馬鹿にされ、元KGBにも同様に馬鹿にされ、アンチボンドな映画ファンが長年抱いていたツッコミネタを劇中で受けまくる。挙句の果てになんとボンドガールは野暮ったい水色のカーディガンを着た地味なロシア女
 しかし時代の洗礼を受け続けても、ボンドはキャラクターを変えず、ああツッパリ人生を貫徹するのである。なんと頼もしいことよ。
 
 脇役キャラクターの奥行きを増してお話の緊密感に貢献させるのは、当時【ダイハード】で成功した方式ですね。
 それをボンド映画に代入した結果、ボンドガール(とその他)も記号ではなく、血の通った人間にならざるを得なかったというわけですね。これは大成功で、ティモシー・ダルトン版あたりであがいていた「なんとか007を21世紀に通用するようにしよう」という努力がようやく叶いました。
 が、当然因縁やらなんたらかんたらが生じます。当然ボンドなので女難に特化。ITロシア女には怒鳴られ尻に敷かれ、美人度でいうと本命ボンドガールの敵方ゼニア・オナトップ(凄い名前の役を演じるは今をときめくジーン・グレイことファムケ・ヤンセン)には殺されそうになるだけ
 続く第二作【トゥモローネバーダイ】でもボンドの過去を知る元カノが登場。嫌がるボンドだが、その関係を利用して敵に探りを入れるよう奨励されてしまう。

 そして【ワールドイズノットイナフ】。
 なんとラスボスがボンドガールですよ・・・! !
 しかもそのオチにいたるストーリー構成が、今までのボンド映画ではありえなかったほど錯綜している。
 ボンドは冒頭早々女暗殺者とのボートチェイスで肩を脱臼。女医をたらしこんで任務復帰するも、ここでもマネーペニーと女医がガン飛ばしあいである。ストーリーを暗示してますね(笑)

 敵役「アナーキストレナート」に【フル・モンティ】のクセアリまくりの名優ロバート・カーライルを据え、これがまた歴代ボンド悪役ベストなキャラクター&演技で、純愛で身を滅ぼす悪党の悲哀がヒシヒシと伝わってくるジャマイカ。ついでに英語圏ではなぜか常に冷遇され低評価のソフィー・マルソーをフォローしてお釣がくるのであった。
 そのソフィー・マルソーが、かつてMI-6に利用され鬼女と化したラスボス、エレクトラを演じている。最初から〈世界制覇とか〉を目論む謎の組織と対決するのではなく、敵役を過去の因縁から生み出してドラマ性を増すのは【ゴールデンアイ】で試され、今作で昇華した形。
 女難シリーズの集大成として、Мまでが確執の対象として大きく物語りに関わるのもシリーズ初。М役ジュディ・デンチがどんどん出世した影響であろうが、結果ソフィー・マルソーVSジュディ・デンチの女の戦いという構図がこの映画に異彩を添えたのであった。


 ついでながら、この映画でもう一人のボンドガール、デニース・リチャーズがラジー賞最低助演女優賞を獲得しております・・・半端なくていいね!!(笑)


 結果的にやるべきことをすべてやってしまい、傑作が生まれたので、第四作目【ダイアナザーデイ】が野暮な付け足しになってしまったのは仕方ないのであった。これ以上因縁増やせないしねぇ・・・。
 ボンドシリーズはパターンの繰り返しがいろいろと面白いのだが、たとえばカンフル剤的位置づけの作品には【ゴールド】というキーワードを使う。
 で、さらに気合を入れる場合【ゴールド】より偉いのは・・・そうだ、【ダイヤモンド】だ!!と、考えたのか知らんけど、ショーン・コネリー復帰作【ダイアモンドは永遠に】と【ダイアナザーデイ】(劇中でダイヤが物語の鍵)のおかげで、【ダイヤモンド】がキーワードのボンドはリキみ過ぎて滑るという法則誕生である。


Comments

そう来たか、ディアスです

ピアーズブロスナン[ボンドシリーズ]は観たことないんでようワカランのだが、戦闘同人さんの解説読むかぎりでは、なんとも複雑怪奇な内容ですなぁ。
やっぱボンド映画はどんな任務でも受けて・女にモテモテ・壊しまくって殺しまくって・秘密兵器どっさり・任務達成してベッドイン。
こうでなくちゃ。
1本くらい「ボンドざまーみろ!」みたいなのあってもいいけどね

・・・なんだ俺ってアンチボンドだったのね

ピアーズボンドがスーツでT-55乗ってたのはカッコよかったなー。誰かサンゴーでフィギア作ってくれないかなぁ。タミヤのに乗せるのに
 >どんな任務でも受けて・女にモテモテ・壊しまくって殺しまくって・秘密兵器どっさり・任務達成してベッドイン。

 いやピアーズ・ブロズナン版もだいたいその通りっすよ(笑)

 ボンドがひどい目に遭うの見たいならやっぱり【カジノ・ロワイヤル】がお勧め!
ある部分を何度か叩かれただけで、卒倒して療養所で車椅子に膝掛け毛布の痛々しい姿になってましたからね。いったいどんなダメージだったんだろう・・・?と思わず前立腺が引きつります。

 あと珍しく【女王陛下の007】はバッドエンドです。
最近モケーネタないね。なのでムリクリカキコミディアスです

アンディ模型店さんのHPにディックさんの作品がアップされとります。ST-RSC。すげーカッキー!ディックさんに実物見してもらったけど写真のほうが断然カッキー。さすがアンディさん、次はスタンディングタートルでよろしくメカドック
みんなも見てちょ

最近見た映画、[ザ・ロック]・・・昨日やってたんで。多分2度目。ニコラス・ケイジ(ニコラス刑事だと思ってました)ってタフでストロングな役よりこのほうがハマリ役だと思う。「困ったよわったおどろいた疲れたすげー痛い」みたいな表情するときあるじゃない、それが「ホントはダメダメなんだけど物凄い展開に巻き込まれちゃいました」みたいな役にピッタリ。と思う。

ショーン・コネリーは相変わらずの渋さカッコよさ。敵の将軍役(誰?)もよかったし、見事なキャスト賞!

お話は・・・VXガスはすげぇんだ恐ろしいんだって前フリのわりに扱いちょびっとだし、人質必要?中止命令間に合わず爆撃必要?これはショーンが消える理由に必要か。
ディアスの激映画批評的には85点かな。なかなかオモシロかったです

次回はMi-3でインプレッションします。不要?
 何を隠そう【ザ・ロック】はあの当時ヒットしたピアーズ版007のパロディ的作品であってだな。・・・あ、別に隠してないか。

 ちゅうかなぜか劇場に見に行ったような記憶が。
 敵の将軍は【ライト・スタッフ】のエド・ハリスさんじゃないですか。でも一番泣けたのは超ザコ扱いのシールズ隊長役マイケル・ビーン(ジョン・コナーのパパ)殉職シーンでしたねぇ。

 1/24スタンディング・タートルの完成品は超激レアだからみんなありがたく拝まないと。

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今年こそ無慈悲に……いやそれだと狼少年みたいだからやめよう。

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