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モケーとエーガ 戦闘同人ブログ

模型と映画ネタ中心にアレしたりいろいろとゴニョゴニョ

 
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だいじけん!!

 ハヤカワ70周年記念とかなんとかキャンペーンにより、往年の名作が新装発売されるのだが……。

 
ハヤカワ文庫補完計画第2弾

【新訳】『宇宙の戦士〔新訳版〕』 ロバート・A・ハインライン著/内田昌之訳




 新訳。


 新訳とな!?

 やっべまぢっすか!?

 えー?矢野 徹先生じゃなきゃやだよう~、
 と、条件反射で嫌悪するのは簡単だが、もちつけ皆の衆。

 新訳の一報だけでグダグダ抜かすのは早計である。でかい活字になんとなく漢字も減ってるような……というのは先日同じキャンペーンの第1弾として発売された『死者の代弁者』をパラ読みした印象である。
 それに加えて青背のトールサイズとなり、おそらく挿絵も全廃されるものと予想できる。

 と言うことは表紙――加藤直之先生の強化防護服ともおさらばする可能性があるのだ……。

 過去の事例からして、われわれを30年以上振り回してきたパワードスーツを捨て、【オールユーニードイズキル】のトムクルスーツみたいなヤツになってしまうかもねっておいおいネガティブイメージしか思いつかないよっ(涙)
090812.jpg51PxAOTGPfL__SY344_BO1,204,203,200_
せっかく内容に準じた表紙を描いてるのになんでここまでダサい表紙に改悪するかね?


 先日もその話になり、いっそ新しい強化防護服を大河原邦男先生にデザインしてもらって表紙を安彦良和に描かせたらいいんじゃね(笑)とか……そうすればぼくたちの人生のなにかがグルリと一巡してメビウスの輪が閉じるんじゃないかと……なに言ってんのか分かる?俺は分かんないッス(錯乱)



 

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テーマ : 読書    ジャンル : 小説・文学

SF界の巨匠たち

 ここんとこディスカバリーチャンネルで【SF界の巨匠たち】という番組が放送してるんですが、これが原題はProphets Of Sci Fictionという。このチャンネルって元タイトル確認しないと番組の本質が分からないんだよね……。
 つまりSF作家の予言がいかに現実化しているかという検証番組である。だけど各話はまいどひとりのSF作家に絞られていて、H・G・ウェルズやジュール・ベルヌに混じってアーサー・C・クラークや、なんとハインライン先生までもラインナップされていたのであった。

 スカパー!に加入して10年以上経つけれど、ヒストリーチャンネルやディスカバリーチャンネルとかでロバート・A・ハインライン御大の名を聞いたことはいちどもなかったと思う。
 ハインライン先生がメディアに露出しない理由は、おそらく本人の映像や、写真さえろくに残っていないせいもあるだろう。自分の看板番組を持っていたクラーク先生とは違い、そういう目立ちたがりなところは皆無だったらしい。読者を大切にしていたから軽蔑こそしないだろうとは言え、いわゆるギーク、おたく的ノリは嫌っていた。二昔まえの堅苦しい清教徒植民地大地主そのままという人だったみたい。

 ここ二十年間でハインライン先生の名が輝いた事例と言えば、むろんバーホーベンの【スターシップ・トゥルーパー】である。
 【SF界の巨匠たち】は、プレゼンターをリドリー・スコット監督が担当している。つまり積極的に映画ネタを絡めた番組なわけで、当然現代の視聴者はそういう作りでなければ観てくれないだろう。アシモフなら【アイ、ロボット】。ベルヌなら【海底二万里】。クラークなら【2001年宇宙の旅】という具合。当然ハインライン先生は……と危惧すべきところだ。フィリップ・K・ディックの回ではコメンタリーでバーホーベンがバンバン登場してたから尚更心配だ。

 だが結論から申せば、心配は無用であった。【宇宙の戦士】はたしかに問題作として扱われていたが、映画のネタはちょっとだけで、現在では本物のパワードスーツが開発されてます、というところに時間を取っていて、前半で終わってしまったのだ!しかも【宇宙の戦士】のわずか二年後にヒッピーの聖典【異星の客】を書き、「ひとりの作家がこんな対極的な作品を書いたのは驚きだ」とちゃんとコメントしている。これは期待できる。
 で、【月は無慈悲な夜の女王】や【異星の客】【夏への扉】に同じくらい時間を割いていて、ファンとしてはウッヒョー!\(^o^)/という至福の番組だったナリよキテレツ。
 とどめはわたしがハインライン名作選ベスト3に選んでいる【フライデイ(1982)】も取り上げられていたことで、アメリカの日系科学者カク・ミチオ先生が、クレジットカード社会の怖さや、インターネットの発達とその問題点まで描ききっていることをちゃんと指摘していたのだ。本当に、主人公のマージョリー・フライデイがネットサーフィンに耽溺するシーンがあるんですよ。31年前の作品なのに。ちなみに同作品には携帯電話も登場してます。
 それだけではなく、番組にはアポロ11号の時にハインライン先生がクラーク先生とともにテレビに登場したシーンも納められている。初めて先生の肉声を聞いたぜ!!
 コメンタリーもジェリィ・パーネルやディビット・ブリン、ハーラン・エリスンなど多彩。圧倒されたのは「スター・ウォーズ計画」について。ハインライン先生が大統領に提出する草案を書いて、レーガンが演説に引用したんだって。マジでたまげたね!
 
 ひとつ不満があるとすれば本人が直接製作に関わったジョージ・パルの【月世界征服】に言及がなかったことだが、ハインライン先生と冷戦期のアメリカをなぞった文脈だったから致し方なしというところだ。オープニングからして共産主義パラノイアが炸裂した【人形つかい】だったから。

FridayFriday
(1983/07/12)
Robert A. Heinlein

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テーマ : SF    ジャンル : 小説・文学

厄災ふたたび

 死んだふりしてやり過ごそうと思ったけどやっぱり書いとかねばなるまい。

 リボルテックで強化防護服が発売され、これで今年いっぱい『宇宙の戦士』ネタはないと思ってたらそうは問屋が卸さず……
 あの忌まわしいシリーズが最悪のかたちで戻ってきたのであった。



 来月公開だってさ……。 

 四度目の正直はあのぼんくらフルCGアニメ【アップルシード】の布陣。バンダイが映像化権取得交渉したらたった200万円で獲得できちゃったので仕方なく作った、というサンライズ制作のアニメ版から数えると25年にわたる原作破壊の歴史にまたまた新たな一ページが加わるのであった(泣)
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 映画1本作る体力があるなら原作通り作ってくれよぉ!!

 だが監督荒巻伸志はかつて、ポール・バーホーベン版【スターシップトゥルーパーズ(略してスタシトパ)】にいたく感じ入り、おもっきり影響された深夜アニメ『ブルージェンダー』をこさえた人である。『ブルージェンダー』も桑島法子の歌以外は見るべきところがなかったが、この人の作品はなにか全体的に、観ててやるせなくなるグダグダ感がハンパない。【アップルシード】でも士朗正宗のクールな世界観から浮きまくった80年代SFアニメのテンプレートみたいな振る舞いの悪役が登場して失笑させてくれたり、デュナンもブレアリオスも、古しきアートミック作品を引きずったあり得ないほど根暗なキャラに豹変していたり、ヒネリのない作風は相変わらず。
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 まあ長くなったけどそんなかたなので、どのような運びでCG版スタシトパを制作することになったにせよ、大喜びで飛びついたはずだ。
 もうね、予告見ただけでだるくなってくるよ……。何度も言うけどおれ、日本製のCGアニメ大嫌いなんだ。このまえも【鉄拳】のJKとロボ子の百合アニメ観たばかりけど30分くらいで死にたくなってきた。断言するけど今度のも同じ出来に違いねえよ。

 で、もう一度言っとくけど

おねがいだからいっぺんくらい原作通り作ってよ!!

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 ※画像とネタ提供 蕨 中央様(←誰)


 ※画像の一部がネット上の第三者さまのものだったため差し替えさせていただきました。

テーマ : 映画情報    ジャンル : 映画

宇宙の戦士四十一刷

 1977年の文庫化初版から33年、去年11月25日発売のロバート・A・ハインライン著『宇宙の戦士』最新第四十一刷
 この本も『月は無慈悲な夜の女王』に続きついにトールサイズに。
 字デケーッ!!
 な、なんかラノベ読んでるような妙な気分(かなり前から字デカイけど)。
 とはいえ漢字にルビとか追加された様子もなく、外見も変化なし。
 と思ったら表紙がががッ!!
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))
(1979/09)
ロバート・A・ハインライン

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 志村後ろ~!!
CIMG4433.jpg

 だが今回はそれだけではないのであった。もうお気付きのかたもいらっしゃるでしょうが、今回は挿絵もレタッチされておるのであった。というか今回からでいいんだよね?
とくに人物画を中心に大幅リニューアルを果たしております。ペン画風味の旧版に比べ最近の加藤直之タッチのソフト水彩風に代わってまして、旧版では「26号」と密かに呼んでいたタレント氏をはじめ幾人かはまるで別人に。
 バリー・フォージの衝突シーンが天地逆さまに印刷されていた初版、80年代中盤に一度だけ発売されすぐに回収されてしまった幻の「青背表紙版」(おそらく見開きのカラーイラストを含め大幅に挿絵を間引いたのが不評を買った模様)に続き、事件です。

 ……あ、ところでわたくしその青背表紙場宇宙の戦士捜してるんですけど、どなたか存じませんか?ググってもなにも情報を得られない幻のアイテムなんですけどね~。出た当初は「NO!」突きつけたのにいまさら欲しがるとはマニアってしょうもないね。

 そんなしょうもないマニアが後生大事に抱えているアイテム。
CIMG4435.jpg
 
 カルメンシータは旧版の剃毛つるぴかバージョンから尼寺系坊主頭になり尼僧マニア歓喜、【スタートレックTMP】のパシス・カンバータがイケるクチには涙目の結果となった。……ごめん、寒くてなにいってるのか分かんなくなってきたよパトラッシュ。

「宇宙の戦士」感想文つづき

 そういえばリボルテック版強化防護服はどうなったのだと思いつつ「宇宙の戦士」評らしきものの続き。

 文庫版巻末で紹介された「論争」は今となっては不毛な意見ばかりだった、というのが前回の結論だったような違ったような。
 とはいえ作品に対する評価自体はそれぞれ意外と的を得ている。中でもひとついい線いっていたのが、オーウェルの「1984年」になぞった書評。
 「宇宙の戦士」を一種のディストピア小説として捉えると、結構しっくり来る。

 だってちょっと考えてみても、クモ戦争はジョニーが志願したあとに勃発しているのである。じゃあデュボア中佐殿やホウ軍曹はどこで負傷したんだ? と疑問がわく。それに強化防護服を最新流行服(ファンシィスーツ)と称してるとすると、ひと昔前はいったいどんな装備でカプセル降下していたのか。

 物語中の人たちはスタートレックTNGなみに行儀よく、ピューリタン天国のような牧歌社会が形成され、犯罪は撃滅しているが、それは元軍人によって運営される管理社会で社会逸脱者に厳罰を処しているからだ。
本文中でも少なくとも四度の宇宙戦争があったと記述されているけど、異星人との戦争はクモと痩せっぽち相手が初。つまりそれ以前は人類同胞に対して武力を行使していたことになる・・独立したがってる宇宙植民地をたたきのめしたとか?

 それにしても「実戦を経験した候補生でなければ士官に任官できない」というハード過ぎる機動歩兵のルールは、ずーっと戦争状態が続いていないと成り立たないじゃないっすか。地球連邦って国家社会主義体制なんですか(映画ではズバリそのものだったが)?

 困ったことに「宇宙の戦士」はひねくれた読み方のほうがSFとして精彩を帯びるのだが、そんな読み方ができるハインライン作品はこの一作だけだ。異例である。変わってる点はほかにもある。
 その一例は時系列が前後していること。ハインライン先生の長編で構成に倒置法を取り入れているのはたしか、「宇宙の戦士」と「夏への扉」だけである。

 さらに、ハインラインの描く若い主人公はほぼ全て数学か何か、天賦の才の持ち主なのだが、ジョニーだけは特別な才能が与えられず、いくら頑張っても勉強が追いつかない。これはハインライン印のジュブナイルをある程度こなした人でないとわからないが、非常に珍しい例外なのである。

 ジョニー・リコ入隊時にはたくさんある兵科の一部門に過ぎなかった陸軍機動歩兵部隊が、後半では文脈的に、地球連邦軍には海軍と機動歩兵しか存在していないような描かれ方に置き換わってしまっている。「歴史と道徳哲学」は退役した機動歩兵でないと教える資格がないかのようだ。

 「機動歩兵では全員が戦うのだ」という理想的軍隊を描いたつもりの設定は、「余計な仕事は民間人を雇う」「強化防護服の整備担当は海軍士官」「傷痍軍人にも働いてもらってます」とした時点であっさり破綻している。
最後のとどめが、誰でも最初に読んだ際には違和感を覚えたであろう、ジョニーのパパの機動歩兵入隊エピソードである。こと家族構成に関してはきわめて独特な描写が多い先生のことであるにしても、これだけは今でもホントに必要だったのかと思ってしまうのだが……。
 その他にもジョニーの鞭打ち五回隊内処分の話など、とっさの思いつきで付け足した的エピソードが散見される。

 だが、こうしたツッコミどころにもかかわらず、「宇宙の戦士」の面白さは揺るがない。ヒューゴー賞受賞四作品のうち「宇宙の戦士」には、やばい創作の神様が降臨しているのである。
 第七章で「もうこれ以上、新兵教育について話すつもりはない」と言い切った直後からまた何十ページも続け、少年犯罪と厳罰についてなど長々と意見を述べてたり・・明らかに、「宇宙の戦士」執筆時、ハインライン先生の筆は抑制を欠いている。後半に行くに従って当初意図したものより内容がどんどん膨らんで、コントロール不能な霊感に突き動かされ「書かされている」感が伝わってくる。

 もともとクリスマス恒例のジュブナイルのつもりで書いた作品がそのように華麗な変容を遂げ、読み終えた編集者ジョン・キャンベルを過激すぎる内容でビビらせた。にもかかわらず無事世に出た。作品のオーラがそうさせているとしか思えない。だから細部が破綻していてもさしたる問題と感じないのである。そして矢野先生が文庫版結びに「この作品が未来への遺産として残るであろう名著であることは間違いない」と予言したとおり、いまも装いを変え版を重ねている。

 わたし自身毎年一度は読み直し、いまでは第一章を読むだけで涙ぐむほどだ・・読むたびに脳内で再生される映画「オレが考えた宇宙の戦士」がカッコ良すぎて感動してしまうためです(笑)


プロフィール

 ながと

Author: ながと
今年こそ無慈悲に……いやそれだと狼少年みたいだからやめよう。

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